「絵はすぐに上手くならない」を読んだ話
「絵はすぐに上手くならない」(成冨ミヲリ)を読んだ話。
SAです。
趣味で絵を描いております。拙い絵を描いてはインスタグラムに投稿しています。こんなレベルの絵にもかかわらず楽園SNSであるインスタグラムでは暖かいコメントやいいねがいただけます。(最近は技術練習中心で、作品がなかなか投稿できてないのが現状ですが…)
そんな中、やはり趣味であっても「上手くなりたい!」という強い気持ちがフツフツと沸いてまいりました。
かといって、美術の授業を高校1年の頃受けたきり、絵などの芸術を習ったことのない私には何から始めたらいいのか、全くイメージがわきません…。
また、中学、高校の時は部活動に必死で、美術の先生に教えていただいた事は全くといっていいほど覚えてないというのが現状です。
美術の先生ごめんなさい。
本書との出会い
失意の中、いつものように私の聖地(メッカ)であるジュンク堂池袋店を徘徊していると、非常に興味深い本を見つけました。
「絵はすぐに上手くならない」(成冨ミヲリ)です!↓↓
ざっくり内容
本書なんですが、まず「絵が上手い人」を2パターンに分けて解説していきます。
一つが、「まるで写真の様な絵を描く」という意味で、絵が上手い人、
もう一つが、「〇〇描いてみて!といわれて、何も見ずにしっかり特徴を掴んで描ける」という意味で、絵が上手い人です。
私は写真をじっくり見て、何度も描き直しながら作品を仕上げるので、どちらかというと前者のタイプでしょうか。
私の描いたとろサーモン久保田さん↓↓
その上でクリエイティブな職業にどのような絵のスキルが必要かに触れつつ、タイプ別にどのようなレッスンを積めばより早く上達できるか また、どのようなレッスンは必要ないか。本書は明確に提示していきます。
そして、トレーニング一つ一つの説明が非常に細やかで、なぜそのトレーニングが必要なのかが非常に明確です。
本書を読んだ後、どんな絵を描きたいのか、その絵を描くために自分自身に必要なスキル、スキルを身につけるために必要なトレーニングと、目的から逆算して自分のやるべき事が見えてきた気がします。
そして、最後には実際にどのようなトレーニングを積み、どのような結果につながったかといった事例集もあり、勇気とビジョンも持つ事が出来ました。
なにより、
「作品制作は今すぐ始めてください。勉強が終わってから作品を作ろうと思うと、一生作品制作に入れません。……(中略)とにかく下手でもいいので作品制作はすぐ始めましょう。構想を練るだけでも、自分に足りないもの、勉強しなくてはならないものが見つかりますので……」という文に非常に背中を押されました。
ド下手な今現在の私でも、「描いてていいんだよ」と言われたようで嬉しかったです。
それと同時に、このマインドはどの分野の勉強にも通づるものがあるなとも感じました。
今まで英語を勉強するにも「まずは単語をある程度覚えてから問題を解こう」とプランを立て、挫折した事を思い出しました。
最後に
創作はほとんどが才能が左右するものだと思っていました。創作スキルのほとんどにはセンスが絡んでくるのは確かなのかもしれませんが、トレーニングによって、「センスがある人が無意識下で為していること」には少しずつ近づけると思います。
本書を読んでそのための戦術、自信をいただか事が出来ました!
絵も、そして文章もとにかく練習あるのみ!!
最後まで拙い文章を読んでいただきありがとうございました!