SAのもろもろの話。

本、絵、スポーツ、心動いた事を文章に。

「一瞬の風になれ①」を読んで青春っていいなって思った話。

 

SAです。

また本を読んだ感想です。

見出し文字をデカくできるくらいにブログに慣れてきました。

ただ、いただいたコメントへの返信方法がわからずに、しっかり返せているかどうかとても不安です。

もし、届いていないようなら申し訳ありません。追い追いマスターしていきます。

 

まだ自分自身にとって、「ブログを書く」ということが、イベントといえるくらいに大ごとなので、もっともっと日常に落とし込んで、呼吸するかのようにアウトプットしたいものです。

 

さて、さっそく本題へ。

本書との出会い

いつもの様に自宅本棚を漁っていると、爽やかなエメラルドグリーンの表紙が目に飛び込んできました。

さらに、爽やかな題名「一瞬の風になれ」。なんか素敵やん。

さらにさらに、「吉川英治文学新人賞、2007年本屋大賞W受賞!」の帯。

これは読むしかないでしょ!

そして、ページを捲ると何だか余白も多いし、私の凡な脳でも読みやすそう。

、という訳で読み始めたのです。

 

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

 

 

 

ざっくりあらすじ

主人公はサッカー少年の神谷新二。中学時代はクラブのサッカーチームに所属する。思う様にチームでは結果を残すことができず、エリートサッカープレイヤーの兄、健一との比較に苦しむ。そして、中学卒業をキッカケにサッカーを辞めてしまい、家から近い公立高校になんとなく入学してしまう。

 

そして、もう一人の主人公、新二の親友であり天才スプリンターの一ノ瀬連。中学2年にして、陸上短距離で全国大会で好成績を残すほど将来を嘱望された選手であったが、練習嫌いで組織に馴染めない気質からか、あっさりと陸上に背を向けてしまう。適当にバイトを入れながらマイペースに残りの中学生活を送り、奇しくも新二と同じ公立高校に入学することとなる。

 

夢を失った学校生活を送っていた二人は高校の体力測定で、50メートル走のタイム測定での競走をきっかけに、走ることへの喜びに気づき、陸上部に入部する。

 

新二はサッカーで感じた悔しさを取り戻すように、そして連はかつて背を向けた走ることへの喜びを再確認するように、陸上にのめり込んでいく。

正反対の二人が共に助け合い、時にぶつかり合いながら成長していく青春ストーリーである。。

 

やっぱ素敵やん。

 

まだ、一巻読み終えたところだけど、ただただ良い。

 

私の中高時代を振り返って見ても、新二や連と同じように部活動に明け暮れていました。

ただ、決定的に違うのは、

全然爽やかではないことです。

私の場合、陸上ではなくもっともっと泥臭いイメージの部活動でとにかく汗まみれ、泥まみれで爽やかさとは無縁の学生生活を送っていました。

もちろん、新二や連も汗はかいているとは思いますが、なぜかそれを感じさせないような雰囲気が本書の文章にはあるのです。

風呂上がりの私より、汗だくの新二や連の方が爽やかさを感じられるような文章なのです。

 

陸上部ってかっこいいな。読み終えると

そんな思いさえしてきました。

中学時代にこの本に出会っていたらもしかしたら高校は陸上部に入ってたかもなぁ。そんなことさえ思ってしまうほど本書では陸上という競技が美しく描かれています。

 

なんか美しすぎる青春に魅せられて、自分自身の青春と比較してみたりして、なんかイラついてきました。単純な嫉妬です。なんか眩しすぎて辛い。読むの辞めてやろうかな。とかいう思いもないことはないですが、私はもう、新二と連の成長から目が離せません。

気づいたら2巻を手に取っていました。

 

ブログってこんなのでいいのかな?絶対本の魅力伝わってないよね?まぁでも、趣味でやってるだけだしいいですよね?

 

そんな自問自答を脳内で繰り広げながら、また爽やかな青春の世界へ現実逃避します。

 

2巻の感想も書くと思いますが、そんなに期待しないでください。

 

以上、ありがとうございました!