パラレルワールドラブストーリー(東野圭吾)を読んだ話
SAです。
書評を書いてみたいと思う。
書評の定義は詳しく知らないので、これから私が書こうとしているものが本当に「書評」なのかはよくわからないが、とりあえず本を読んで思ったことを書こうと思う。
「パラレルワールドラブストーリー(東野圭吾)」を読もうと思ったのは、来年5月の映画化の予告をたまたま目にしたからだ。
「なんかこの題名聞いたことあんなぁ」
そう思った私はさっそく家の本棚を端から探した。両親が東野圭吾ファンかつ、読書家故に家にある大量の本。その中から本書を無事見つけ手に取った。
そして、早速ページを開いたのだ。
〜ざっくりあらすじ〜
主人公は研究職に就く若い男、男には愛しい恋人と、幼馴染の親友の男がいる。リア充である。ちなみに、映画では恋人役は吉岡里帆が務めることになっている。エゲツないリア充である。
そんな主人公の男はなぜか苦悩している。(吉岡里帆が彼女のクセに)
時々想起する、夢、記憶の断片が何かおかしいのだ。
その記憶によれば愛しい恋人は自分の恋人ではなく、幼馴染の親友の恋人。
「そんな馬鹿なことはない。」
「俺には彼女との思い出だってあるし…。」
なんて、思っている間に親友は忽然と姿を消してしまう。
なぜ親友はいなくなったのか?
主人公はなぜそれに気がつかなかったのか?
主人公がそれを追いかけ始めて行動すると共に記憶は少しずつ形づくられ、真実が見えてくる。
といったストーリーだ。
こんなんでいいのかな?あらすじって。
〜読んでみて思ったこと〜
まず素直に思ったのが物語の「時間軸」の緻密さである。記憶の断片を頼りに過去を追い求め現在。断片から想起される過去。を行ったり来たりしながら、主人公が真実に迫っていく。書いてる本人が訳わからなくならないのかなといったくらいストーリー展開は複雑だ。しかし、不思議と読み手はそれほど混乱することなく、主人公と共に真実に迫っていける感覚がある。やっぱり東野さんすげぇって感じである。
男女の記憶を巡る名ストーリーに「君の名は。」があるが、「君の名は。」と「パラレルワールドラブストーリー」はある意味、極のようなラストを迎える。
みんなが「よかったねー」で終われる「君の名は。」に対し、「パラレルワールドラブストーリー」は読後、「おぉふ」といった感じになる。ちょっとここは私の表現力のなさを呪うしかないが、そんな感じである。
面白いことは間違いないが、とてもとても切なく、人間の弱い部分、醜い部分が表出されたようなラストを迎える。
「パラレルワールドラブストーリー」の主人公が追い求めていた「記憶の断片」はもしかしたら辿り着かない方が良かった記憶だったのかもしれない。
ところで、書評ってどれくらい内容に触れていいものなのだろう?ネタバレとかになっちゃダメなのかな?まぁネタバレオッケーでも本作を上手く説明する文章力はないけれども…。
なんかすみません。こんなの書評じゃねぇよ!っていうツッコミがきそうだけれども、とりあえず何か書くことが重要なのかなと思い、書いてみました。
まずは僕自身が書評を読んで、「書評とは何か」知りたいと思います。
ガチな書評だと思って読んでる人いたら(そういう人はたぶん途中で読むのやめてるだろうが)、心より謝罪したいです。笑
本を読むのが好きでそれを誰かに話したい一心なのでお許しください。
なんにせよ、あの緻密な時間軸がどう映画として展開していくのだろう!!とにかく楽しみである!!
「パラレルワールドラブストーリー」2019年5月31日公開!!
絶対に見てくれよな!!
以上、SAでした、すみませんでした。
パラレルワールドラブストーリー、映画サイト↓
http://www.parallelworld-lovestory.jp